すごうでスパイふたりぐみ 067 第十四回 最終章U
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そして、悪夢は起こった。
「……」 「ち、千鳥。すま――」 「いいよ。仕方ないもん」 「え」 「戦場育ちのソースケが苦手なのは当たり前よ。 でも、がんばったじゃない?るーるーるー書けてるし」 「…それは違う気が」 「ごめんね。力になれなくて」 「千鳥…?」 「一緒に進学したかったな…」 「!!」 ミスリルの任務により、度重なる無断欠席で宗介の 成績は厳しいものとなっていた。数々の苦難を乗り越え、 あとの難関は古典。進学の是非は、この古典にかかっていたのだ。 *** 6「ソースケ」 7「…クルツ」 6「わかってるな?古典の追試は来週の火曜。 今、俺達に託された任務はこの古典追試に合格すること――それだけだ」 7「……」 6「さあ、このスーツを着ろ。067、最後の任務だ」 全ては、彼女との高校生活の為に。 今、067最後の戦いの火蓋が切って落とされた―― すごうでスパイふたりぐみ067・最終章 次回へ続く |
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